2018年01月26日

よく見かける市販のクレンジングを考察する




■目次






1.モイスタージュ Wコールドクリーム 270g


モイスタージュ Wコールドクリーム 270g -
モイスタージュ Wコールドクリーム 270g -
モイスタージュ Wコールドクリーム 270g
amazon 489円
ケンコーコム 734円


全成分
ミネラルオイル、水、ポリソルベート65、マイクロクリスタリンワックス、グリセリン、DPG、ステアリン酸グリセリル、ジメチコン、ステアロイルグルタミン酸Na、ステアリン酸、ポリソルベート80、ミツロウ、キサンタンガム、オリーブ油、スクワラン、ヒドロキシステアリン酸水添ヒマシ油、シルクエキス、エタノール、加水分解コラーゲン、セテアリルアルコール、EDTA−2Na、メチルパラベン、エチルパラベン、香料

手に取りやすい価格のクレンジングクリームですね。
そのためか、「クレンジングクリーム」ではamazonで11位。ケンコーコムでは1位です。
安価で酸化しにくく、溶剤として優れたミネラルオイルを主に、ステアリン酸、ポリソルベートなどの界面活性剤が入っています。まさにこれぞクレンジングクリーム、といったシンプルでよくある中身です。

メイクを落とす力は強すぎず、弱すぎず、というところではないでしょうか。

特別落としにくいメイクをしていなければ十分かと。

Simple is Bestを地でいくような製品だと思います。売れている理由が分かるな…。

ちなみに、「うるおい成分としてオリーブオイル配合」とのことですが、オリーブオイルそのものは肌に柔軟な感触を与えるものです。オリーブオイルに限らず、油脂類は肌の表面に膜を張って水分蒸発を防止すると考えられていましたが(近頃は別の物質もその役割を担っていることが分かってきました)、これの最たるものが「皮脂」です。

そもそも、クレンジングクリームには溶剤である油分を水で流せるように、界面活性剤が入っているのでそんなに油分も残らないんじゃないかと思います。







2.ラフラ バームオレンジ ホットクレンジング 100g


ラフラ バームオレンジ ホットクレンジング 100g [ダブル洗顔不要・毛穴対策・角質除去] -
ラフラ バームオレンジ ホットクレンジング 100g [ダブル洗顔不要・毛穴対策・角質除去] -
ラフラ バームオレンジ ホットクレンジング 100g
amazon 3,240円


全成分
グリセリン、オリーブ果実油、PEG-10ヒマワリグリセリズ、オレンジ油、(ベヘン酸/エイコサンニ酸)ポリグリセリル-10、ステアリン酸グリセリル(SE)、(ベヘン酸/エイコサンニ酸)グリセリル、ミツロウ、水溶性コラーゲン、ヒアルロン酸Na、ローヤルゼリー、ハチミツ、グルコシルルチン、グルコシルヘスペリジン、カラメル、水、トリ(ベヘン酸/イソステアリン酸/エイコサンニ酸)グリセリル


ものすごいネットに情報が落ちていますね。
それに評価も高い。
非常によく似たつくり、似たような内容のブログのようなものがたくさんあったので、宣伝がお上手なのかなぁ、と。

こちらは成分見る限り、「油性ジェル」タイプのクレンジングに近いのではないでしょうか。




成分表示の一番めはグリセリン(アルコール)なんですが、これは「ホットクレンジング」という言葉が示しているように、グリセリンが水と混ざるときに発熱する性質を利用して、熱感を与えるためです。
それに、オリーブ果実油、PEG-10ヒマワリグリセリズ(ヒマワリ種子油、α-体が多いため酸化しにくい)が続いており、このあたりが基材なのではないかと。

次のオレンジ油は通常は香料として用いられることが多いですが、定義が違うものもあり、コンディショニング剤として使われることもあるそうです。表示位置からすると後者でしょうか。その後は界面活性剤が見られます。

水溶性コラーゲン、ヒアルロン酸Na、ローヤルゼリーなどの美容訴求成分も含まれていますが、分量的には恐らくほんのわずか。そもそも、クレンジングや洗顔など水で洗い流してしまう化粧品に含まれる美容訴求成分は、ほとんど肌に残らないと考えられています。例外は、近頃出てきたカチオン化されたヒアルロン酸など。

こちらの製品、成分をみるかぎりでは洗浄力は「けっこう強い」のではないかと。

上で取り上げたモイスタージュ Wコールドクリームよりはもちろん強いと思います。

一般的には40代半ば以降くらいの皮脂量が落ちてきている人、もともと皮脂が少なめの人、肌のバリア機能が壊れていて些細な刺激でも赤くなったり、かゆくなったりする人には向いていないかと。

バッチリメイクの人、年齢が若い人に向いた製品だと思います。




 3.DEW クレンジングクリーム 125g


DEW クレンジングクリーム 125g(メイク落とし) -
DEW クレンジングクリーム 125g(メイク落とし) -
DEW クレンジングクリーム 125g
amazon 2700円


全成分
ミネラルオイル、水、DPG、ステアリン酸PEG-6ソルビタン、ポリソルベート60、イソノナン酸イソノニル、トリエチルヘキサノイン、パルミチン酸セチル、ミツロウ、ステアリン酸、ステアリン酸グリセリル、ステアロイルグルタミン酸Na、ジメチコン、トリベヘニン、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、香料、BG、EDTA-2Na、アセチルグルコサミン、メチルセリン、アルゲエキス、ヒアルロン酸Na、フェノキシエタノール

amazonおすすめ上位表示。
評価も高いです。

モイスタージュ Wコールドクリーム 270gと同じ、クレンジングクリームでつくりもよく似ています。
お値段が5倍以上違うのが、化粧品のおもしろいところでもあり、選ぶのを難しくさせているところでもありますね。

成分は少し違いますが、基材の油性原料に水、界面活性剤とつくりは本当によく似ているんです。

違うのは、途中に保湿剤やエモリエント剤などが見られることでしょうか。

相対的に油性原料や界面活性剤の含まれる量が落ちるので、洗いあがりがややマイルドな感じというか、繊細な感じになるのではないかと。今回取り上げた製品のなかではもっとも洗浄力が穏やかそうです。

ただ、クリームクレンジングの場合、他のアイテムに比べて成分が似たりよったりになりやすいので、実際のところは使ってみないと分からないことも少なくありませんけれど。

どういう人がこういう製品を使ったらよいかというと、けっこう難しいですね。

よくあるクリームクレンジングよりも、ややテクスチャーが軽めだと思いますし、容器がタンクでなくチューブ状で使いやすいのがよいかも。忙しいけれどクリームクレンジングをしたい、そこそこメイクもちゃんとしている、という人に向いているかもしれません。


4.賢くクレンジングを選び、使うには


クレンジングはシンプルに「メイクを落とす」役割だけ担えばよいので、あまり高価な製品や美容訴求成分がたくさん入った製品を使う必要はありません。クレンジングに含まれる保湿剤や美白剤、抗老化剤などの成分は含有量が非常に低いうえ、水で流したときに一緒に流れてしまい、肌にほとんど残らないのです。

スキンケアの目的が、美しい肌や健やかな肌を育むためであるとしたら、その分の予算は以後の美容液やクリームに割り振った方が合理的です。

また、クレンジングでマッサージをする人もいますが、全くおすすめできません。

クレンジング剤とは多くが溶剤である油性原料や界面活性剤でできており、化粧品のなかでは特に肌に負担になりやすいアイテムです。

クレンジングはご自身のメイクに合った程度の洗浄力のものを用い、メイクを浮かせることだけのために使い、手早くその工程を終えることが大切です。

<本日の所要時間3時間>
※このページに表示されている価格は2018年1月26日現在のものです
ラベル:クレンジング
posted by せんたくびより at 20:00| Comment(0) | 市販の基礎化粧品考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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