2018年07月12日

ドラッグストアで手に入る、千円以下のボディウォッシュ三選

この度、ようやくボディウォッシュ難民から脱したので、今日は市販のボディウォッシュで「これは…!」と思った製品を三種類取り上げてみたいと思います。



■目次


 1.ラメランス ボディウォッシュ
 2.メルサボン アニュ ボディウォッシュ
 3.ミュオ ボディソープ ポンプ
 4.ボディウォッシュだけでからだのケアは難しい、必ずクリームと併用を




1.ラメランス ボディウォッシュ


ラメランス ボディウォッシュ (ホワイト) 480mL
ラメランス ボディウォッシュ (ホワイト) 480mL

ラメランス ボディウォッシュ(ホワイト)
480ml 602円(2018年7月現在amazonでの価格)

全成分:
水、ラウリルグルコシド、ラウロイルアスパラギン酸Na、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンMg、グリセリン、ジステアリン酸グリコール、ラウロイルメチルアラニンNa、コカミドMEA、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、セラミド2、セラミド5、ミリスチン酸、クエン酸、PEG-4、エタノール、ポリクオタニウム-7、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ポリクオタニウム-67、PEG-7M、炭酸Na、ピロ亜硫酸Na、カラメル、BG、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、コレステロール、EDTA-2Na、安息香酸Na、香料

せっけん系ではありません。
洗浄剤(界面活性剤)は、ラウリルグルコシド、ラウロイルアスパラギン酸Na、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンMg、ウロイルメチルアラニンNa。アミノ酸系洗浄剤と、その他も低刺激性の界面活性剤、洗浄助剤でまとまっています。この価格でこの界面活性剤はスゴイ。
保湿剤も良いです。ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、セラミド2、セラミド5と「ラメランス」の名前を表す成分です。これらは角質細胞間脂質やその類似成分と呼ばれるもので、水分をラメラ構造(サンドウィッチ状みたいな)に保持するため、非常にすぐれた保湿成分です。特にセラミド2がそのなかでも王様です。まあ、洗うものに含まれていると界面活性剤で流されてしまって、ほとんど肌には残らないとは言われていますし、このお値段なのでほんのちょっとしか入っていないとは思うんですけれど。マイルドな洗いあがりは間違いないでしょう。この価格帯でこの内容は本当にすごい。ちょっと目を疑うレベル。

香り違いで、「ローズ」があるようですが、どちらも「スキンタイプ:ノーマル」という表示で成分表示に変わりがないので恐らく香料のみが違うのかと。

ラメランス ボディウォッシュ (ローズ) 480mL
ラメランス ボディウォッシュ (ローズ) 480mL

皮膜形成剤みたいのも入っていないので、背中や胸元ににきびができやすい人も良いかと。成分を見るかぎりはすべての女性と、肌が荒れがちな男性、肌のバリア機能が未熟なお子さんにもおすすめです。



2.メルサボン アニュ ボディウォッシュ


メルサボン アニュ ボディウォッシュ スムースモイスチャー ディスペンサーセット (340mL)
メルサボン アニュ ボディウォッシュ スムースモイスチャー ディスペンサーセット (340mL)

メルサボン アニュ ボディウォッシュ スムースモイスチャー ディスペンサーセット
340mL 935円(2018年7月現在amazonでの価格)

全成分:
水、ラウリン酸、ミリスチン酸、水酸化K、グリセリン、コメヌカ油、テトラオレイン酸ソルベス-40、オレイン酸、(カプリリル/カプリル)グルコシド、パルミチン酸、ジステアリン酸グリコール、香料、ジグリセリン、アルガニアスピノサ核油、オリーブ果実油、ニオイテンジクアオイ油、リンゴタンニン、チャカテキン、サボンソウ葉エキス、シロキクラゲ多糖体、クインスシードエキス、アルゲエキス、アスコルビルリン酸Na、トコフェロール、水添レチノール、PG、EDTA-2Na、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ラウリルベタイン、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、クエン酸、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、ポリクオタニウム-39、ポリクオタニウム-7、ラウロイルアルギニン、セバコイルビスラウラミドリシン2Na、アラントイン、エタノール、BG、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール

ラウリン酸、ミリスチン酸、水酸化Kでカリ石ケン素地なので、こちらは石けん系です。
良い、というか発想が大変面白く、興味深いです。
グリセリンも入っているし、シロキクラゲ多糖体やアルゲエキスなんかも入っていますが、保湿剤の主は恐らく「油分」なんですよね。
香料の後方表示のものもあるので、含有量は微妙ですけれど、コメヌカ油、アルガニアスピノサ核油、オリーブ果実油、ニオイテンジクアオイ油あたり。
保湿剤の主役に油分を据えたと思えるのは、その形状。抗酸化成分であるトコフェロールも入っていますが、空気が入りにくく、酸化しにくいパッケージを用いています。

製品に大きな文字で「抗酸化革命」、それより少し小さな文字で「鮮度で”からだを洗う”が進化する」とあります。
「抗酸化」というと、最近「酸化」が美容や健康に良くないというイメージが浸透しつつあるかと思いますが、この場合の抗酸化はからだや肌の酸化を防ぐ、という意味合いではなく、製品の酸化を防ぐ、という意味です。油分はミネラルオイルでないかぎり、基本的に酸化しますのでね。酸化したものは肌に非常に刺激となります。
他の美容訴求成分同様、コメヌカ油、アルガニアスピノサ核油などの油分は洗顔やクレンジング、シャンプーなど「洗う」性質のアイテムに含まれていると、当然多くは洗い流されます。顔や頭皮に関しては皮脂腺が多いため事情が異なりますが、皮脂腺の少ないからだの保湿に油分は優先順位の高い成分です。こういう構成のものがどういう洗いあがりになるのか、大変興味深いです。(でも買わなかったんだな! これが)



3.ミュオ ボディソープ ポンプ


ミュオ ボディソープ ポンプ 480mL
ミュオ ボディソープ ポンプ 480mL

ミュオ ボディソープ ポンプ
480ml 580円(2018年7月現在amazonでの価格)

全成分:
水、グリセリン、ラウロイルサルコシンTEA、DPG、プロパンジオール、ラウラミドプロピルベタイン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、酒粕エキス、コメヌカエキス、ラベンダー油、オレンジ油、ベルガモット果実油、コカミドメチルMEA、ラウリン酸、クエン酸、クエン酸Na、ポリクオタニウム-10、BG

石けん系ではありません。
主の界面活性剤はラウロイルサルコシンTEA、洗浄助剤(恐らく)でラウラミドプロピルベタイン。ラウロイルサルコシンTEAは皮膚刺激と脱脂力が温和なアミノ酸系界面活性剤です。
保湿剤はグリセリン、DPG、プロパンジオール、酒粕エキス、コメヌカエキス……と、ちょっと控えめ。グリセリンとプロパンジオールは相互作用があるそうですけれどね。防腐剤が見当たらないのは、このプロパンジオールによる抗菌性のためかと。非常にシンプルで、潔いかんじを受けます。

結論から言うと、今回わたしはこちらを購入しました。
皮脂が非常に少ない、アラフォー女なので成分的には1.のラメランスの方が合いそうだったのですが、ボディウォッシュは夫と一緒に使うので彼のことを考えるとこちらの方が良さそうだったのです。実際に使ってみると、成分を見た印象よりもしっかり落とすものは落とすという洗浄力を感じました。大変良いです。万人に向いている基本的なボディウォッシュだと思います。






4.ボディウォッシュだけでからだのケアは難しい、必ずクリームと併用を



再三書いていますが、クレンジング、洗顔、シャンプー、ボディウォッシュなどの水で洗い流す性質に含まれる美容訴求成分(保湿剤や美白剤、抗老化剤など)は一部の成分を除き、ほとんど肌に残らないと考えられています。それらは相対的に洗浄力をマイルドにするには役立ちますが、肌の保湿はそのあとにつける化粧品で行った方が確かです。

特に、からだは顔や頭皮とは違い、皮脂腺が少ないため油分すらも不足しがちです。顔はしわ、たるみ、しみを防ぐ、などの美容的目的で化粧品をつけることも多いと思いますが、からだは保湿のために年齢を問わず化粧品、特にクリームをつけることをおすすめします。ローションは化粧水と同様でほとんど水ですし、油分が含まれていなければからだのケアには適切ではありません。

シャワーの回数も増えるこの季節、適切な洗浄力のボディウォッシュと仕上げのクリームで楽しいバスタイムをどうぞ。



<本日の所要時間1時間>
外出嫌いなくせに今回は珍しくドラッグストアで品定めしました。シャンプーやボディウォッシュの棚を真剣に御覧になっている婦人を見かけると、ついぴったりの製品を探して差し上げたくなりますが、そんなことをするとただの不審者なのでぐっと自制します。
今回取り上げた「ラメランス」と「ミュオ」はどちらもあのクラシエさんの製品でした。
HIMAWARIといい、ココンシュペール(いずれもシャンプー)といい、クラシエさんの製品は科学的で誠意があるように見えて、素敵です。宣伝が大げさでなく、消費者に誤解させるような文言を使わないのも良いです。メーカーさんにはそれぞれ共通した傾向みたいのがあるので、もしお気に入りのシャンプーや化粧品があるのなら、別の何かを探そうと思ったときはそこのメーカーさんをまず見てみるのも良いかもしれません。

……どうでもいいんですけれど「ボディウォッシュ」と打って変換しようとすると、必ずといってよいほど「ボディウィッシュ」になります。
なんなの。無意識でDAIGOさんリスペクトなの?


posted by せんたくびより at 20:00| Comment(0) | 市販の基礎化粧品考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月05日

石けんとボディソープについて

普段、シャワーやお風呂のときに何でからだを洗っているでしょうか。

私は愛用のボディソープがあります。
先日、化粧品をメーカーに発注する際に合わせて頼もうと思ったのに、忘れました。

カスッカスッと無惨な音を鳴らし、空を切るポンプ。申し訳ていどにしか出ないボディソープ……

そんなの、もう1回発注すれば良いですよね。
そうなんですけれど……
送料ががっつり上がって高いんですよ。
商品や消耗品と合わせてまとめて発注しないと、ボディソープだけでは送料の方が高くなるというね。
まあ、昨今の運送業界の事情をふまえると、仕方ないというか、これまでがおかしかったんですよね。
働いている方々が犠牲になっていての、あの価格だったわけだから。

だから思ったんです。
この機会にもう少し手に入れやすいボディソープを探せばいいじゃないかって。

久しぶり、というか、市販のボディウォッシュをちゃんと見たのははじめてかもしれないのですが、目を皿にしていつものケンコーコムさんやamazonのレビューを見て慄きました。

石けんの安全神話。
絶対的地位。

シャンプーではすっかり廃れた(と思う)その神話が、ボディ用洗浄剤の世界ではまことしやかに囁かれていたのです。

石けん以外の界面活性剤に同情した、というのもありますが、石けんが安全で低刺激だと信じていると思わぬ肌トラブルを招くこともあるので、今日はこのあたりをまとめてみようと思います。


■目次


 1.石けんとは何か
 2.早速本題 せっけんは「やさしい」のだろうか
 3.良いか悪いかじゃない。適切かそうでないかの方がはるかに重要
 4.実際にボディソープや石けんを見てみよう
 5.まとめ
 



1.石けんとは何か



陰イオン界面活性剤の一種です。嫌われ者のラウレス硫酸Na、人気者のココイルグリシンNa,ラウリルメチルタウリンNa(アミノ酸系界面活性剤)などと同じグループです。
パルミチン酸、ステアリン酸などの高級脂肪酸、またはパーム油、オリーブ油などの油脂に強アルカリ剤を反応させてつくる人工の界面活性剤。たまに石けんのことを「天然の界面活性剤」と表現しているものを見かけますが、天然ではありません。
反応させるアルカリ剤の種類によって、固形、液体と形状を変えます。



2.早速本題 せっけんは「やさしい」のだろうか



化粧品における「やさしさ」を何と定義するかにもよりますが…
安全性という点では、やさしいと言ってもよいかもしれません。何しろ、石けんは古来より存在する界面活性剤です。
ただし、その他の界面活性剤の多くが石けんよりも安全ではないかというと、そんなこともありません。
ラウレス硫酸Na(現在は化粧品にはあまり使われていない)など、旧表示指定成分の界面活性剤もありますが、そもそも旧表示指定成分の界面活性剤が危険であるという根拠もありません。旧表示指定成分は「アレルギーの報告があったもの」です。また、同じ陰イオン系界面活性剤には、皮膚刺激が非常に温和で石けん同様に優れた生分解性をもつものもあります。

一方、洗浄力という観点では、石けんは全くやさしくはありません。
アルカリ性という性質で、非常に高い洗浄力を持つからです。
固形せっけんには釜だき製法と中和法という製法がありますが、その過程で天然のうるおい成分がほどよく残る釜だき製法に比べ、大量生産に多い中和法は、別に保湿剤を添加しなければ洗浄力が強すぎてつっぱり感が出てしまうことが知られています。

このように、石けんは安全性という点ではやさしいと言ってもよいですが、洗浄力という点ではけっこう注意が必要な界面活性剤です。



3.良いか悪いかじゃない。適切かそうでないかの方がはるかに重要



「洗う」という段階で使うアイテムに重要なのは、汚れを落とすのに適切な洗浄力であることです。
この汚れには、メイク、整髪料など別に取り入れたもののほかに、皮脂も含みます。皮脂は健やかな肌を守るために大事なものですが、そのままにしておくと酸化し、においの元になったり、常在菌の餌となり、常在菌が過剰に増えてさまざまなトラブルを招きます。

特に体に関しては、顔や頭皮に比べ、皮脂腺の少ない部位が大半です。(胸元などは案外多い)
また、メイクや整髪料などを重ねることもなく、せいぜい重ねるのは日焼け止め、ボディクリーム、ローション程度で油性汚れは多くありません。そのため、意外と洗浄力は弱めのものが向いている人が多数です。

石けん(この場合のせっけんは、シンプルに保湿剤などがほとんど添加されていないせっけん)が向いているのは、皮脂量の多い20代から50代半ばぐらいまでの男性ではないでしょうか。男性でも20歳以降は肌の水分量は確実に低下していますから、洗浄後、水気と汗が落ち着いたのあとに強いつっぱり感やかゆみ、かさかさした感じを受けるようなら、クリームなどでしっかり保湿をしましょう。それでも収まらない場合は、洗うものの洗浄力を落とすか、塗るものの保湿力を上げるか、はたまたその両方が必要です。

口コミや多すぎる情報、メーカーの販売戦略に惑わされず、ご自身の肌の状態を見て、感じて、冷静に選ぶことが大事だと思います。





4.実際にボディソープや石けんを見てみよう




無添加せっけん 泡のボディソープ 5L
無添加せっけん 泡のボディソープ 5L

無添加せっけん 泡のボディソープ
amazonさんで「ボディウオッシュ→レビューの評価順」でTOP表示です。(2018年7月現在)
全成分表示は水、カリ石ケン素地 のみ。
カリ石ケン素地とは、ジェル状、液状のせっけんの素地です。
商品紹介によると「この製品の主原料である『パーム核油』の原産地はインドネシアです」とあるので、パーム核油を主とした油脂にアルカリ剤である水酸化Kを反応させてできたものと思われます。(固形や粉状の石けんの素地である石ケン素地はアルカリ剤に水酸化Naを使用する)
保湿剤は全く入っていません。
商品の特徴には「うるおい・保湿 無添加・無香料」とあります。
水でかなり薄まっているとしたら、案外とマイルドな洗いあがりなのかもしれません。



Dove ダヴ ボディウォッシュ プレミアム モイスチャーケア ポンプ 500g
Dove ダヴ ボディウォッシュ プレミアム モイスチャーケア ポンプ 500g

Dove ダヴ ボディウォッシュ プレミアム モイスチャーケア ポンプ 500g
全成分表示:
水、ラウリン酸、ミリスチン酸、水酸化K、ラウレス硫酸Na、グリセリン、パルミチン酸、ジステアリン酸グリコール、ステアリン酸、香料、PG、コカミドプロピルベタイン、ココイルグリシンK、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ヤシ脂肪酸K、BHT、EDTA-4Na、エチドロン酸、メチルイソチアゾリノン

有名どころですね。
石けんと界面活性剤のラウレス硫酸Na両方入っています。
ラウリン酸、ミリスチン酸、水酸化Kでカリ石ケン素地です。パルミチン酸、ステアリン酸の高級脂肪酸も見られますが、質感調整ではないでしょうか。製品の質感を美しく見せるジステアリン酸グリコールも入っています。
コカミドプロピルベタイン、ココイルグリシンKと他の界面活性剤も見られますが、香料の後の表示なので微量かと。洗浄助剤、起泡剤かと。保湿剤はグリセリン。
液そのものはパールのような光沢をおびた、とろりとした美しい白色なのだと思います。ただ、それは保湿力には関係ありません。
こういう風になってくると、洗浄力や保湿力は実際に使ってみないとイメージしにくいです。



No PHOTO

全成分:
水、オレフィン(C14−16)スルホン酸Na、コカミドDEA、スルホコハク酸ラウレス2Na、ラウリルベタイン、ココイルグルタミン酸TEA、グリチルリチン酸2K、褐藻エキス、フムスエキス、ベタイン、カミツレ花エキス、カワラヨモギ花エキス、チョウジエキス、カプリル酸グリセリル、乳酸、PCA−Na、BG、ソルビトール、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、リシン、アルギニ、◇トレオニン、プロリン、ペンチレングリコール、香料(オレンジ果皮油・グレープフルーツ果皮油・マンダリンオレンジ果皮油・ハッカ葉油を含む)、エチドロン酸、フェノキシエタノール、安息香酸Na、メチルパラベン、エチルパラベン

600ml 2千円弱

こちらが私がいつも使っていたボディウォッシュの中身です。
石けんは入っておらず、皮膚や眼に対して非常にやさしい洗浄剤であるオレフィン(C14−16)スルホン酸Naを主にした、界面活性剤系。オレフィン(C14−16)スルホン酸Naは生分解性にもすぐれています。保湿剤にはアミノ酸などの他、植物エキス、海藻エキスが入っていました。(ほとんど吸収されないものの、相対的に洗浄力がマイルドになる)600mlの大容量で税込でも2千円しないので、コストパフォーマンスもいい! 注文し忘れたのが心から悔やまれます。



5.まとめ


石けんが、他の界面活性剤に比べて成分的にやさしく、特に優れている、ということは言い難いです。
それぞれ、洗浄力、起泡力、コストなどの特徴があります。
価格を度外視すれば、石けんよりも優れている界面活性剤もあります。(何を以て優れている、と評するかは難しい問題ですけれど)

古来から存在する界面活性剤なのでそういう意味では信頼感はありますが、洗浄力はかなり高め。
皮脂量が少なく、メイクや整髪料などの油性汚れも少ないからだに利用する際は、自身の肌コンディションを見極めてからどうぞ。





<本日の所要時間3時間>
少しでも有用な記事をお届けしたい、とは思っているのですが、このタイプの記事を書くとあまりにも労力がかかりすぎて、疲弊し、さらにその仕上がりのクオリティの低さに絶望して嫌になり、たいていこのあとから更新が滞ります。

化粧品の世界は情報が多すぎるし、誇大広告もすごいのでなるべくシンプルに、事実に基づいて冷静な情報を発信したいという思いはあるのですが……一方で、ネットという大海でいち個人がこんなことしたってね……みたいなちょっと投げやりな気持ちもあります。

そのあたり、折り合いつけつつ、うまく続けていけたらいいんですけれどね。


posted by せんたくびより at 21:00| Comment(0) | 美容の豆知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月28日

【シャンプー】ボズレー プロフェッショナル シャンプー

ボズレー プロフェッショナル シャンプー 360ml
ボズレー プロフェッショナル シャンプー 360ml

2,268円
※2018年6月amazonでの価格

全成分:
水,ココイルメチルタウリンNa,コカミドプロピルベタイン,コカミドDEA,ラウラミドプロピルベタイン,ラウロイルメチルアラニンNa,ラウラミンオキシド,ラウリルスルホ酢酸Na,ラウロイルサルコシンNa,オリゴペプチド-41,アセチルテトラペプチド-3,リンゴ果実培養細胞エキス,アルガニアスピノサカルス培養エキス,ライラック葉培養細胞エキス,アルゲエキス,アカツメクサ花エキス,1,10デカンジオール,10-ヒドロキシデカン酸,セバシン酸,プエラリアミリフィカ根エキス,エクオール,パンテノール,ソウパルメット果実エキス,プランクトンエキス,レシチン,メントール,グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド,ポリクオタニウム-10,ポリクオタニウム-7,グリセリン,BG,テトラステアリン酸PEG-150ペンタエリスリチル,プロピオン酸Na,ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル,トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル,ジオレイン酸PEG-120メチルグルコース,エチドロン酸,イソマルト,マルトデキストリン,キサンタンガム,デキストラン,クエン酸Na,フェノキシエタノール,香料


今(2018年6月)現在、一押しの低刺激性シャンプー!
荒れやすい人、年齢を重ねた頭皮にもってこい



非常に界面活性剤の質が高いです。その割に2千円台前半とお値ごろ感があります。

表示トップはココイルメチルタウリンNa。アミノ酸系の陰イオン界面活性剤でもちろん低刺激です。
コカミドプロピルベタイン,コカミドDEA,ラウラミドプロピルベタインあたりは千円前後のシャンプーにはよく入っていますが(洗浄助剤、起泡剤)感触が良いうえに非常に安全性も高いというラウロイルメチルアラニンNa、ほどよい脱脂力と殺菌力のあるラウロイルサルコシンNaも入っています。いずれもアミノ酸系界面活性剤です。

この時点で、きめ細かく柔らかい泡で、やさしく頭皮と毛髪の皮脂汚れやほこりなどを落としてくれるのではないかと予想。

美容訴求成分も良いです。

リンゴ果実培養細胞エキス,アルガニアスピノサカルス培養エキス,ライラック葉培養細胞エキス,アカツメクサ花エキス…などの植物エキスも相当数ありますが、その前にはオリゴペプチド-41(アミノ酸系保湿剤。比較的新しい成分)やアセチルテトラペプチド-3の高い機能性で注目されている成分名の表示があります。

アセチルテトラペプチド-3は皮膚の免疫機能に作用し、ターンオーバー(生まれ変わり)を整えると言われています。新しい抗老化剤、通称FGF様の成分です。

公式サイトを見ると、「頭皮のコラーゲン生成を促進し、美髪を育む環境へ整えます」とありますが、これはこのあたりの成分の効能を謳ったものかと。

植物エキス群は、ほぼほぼ保湿ですね。古来から髪に良いと言われているアルゲエキス(海藻エキス)が入っているのもいい。

洗浄剤は低刺激でマイルドな感じですが、エクオール、パンテノールなども入っているので、過剰な皮脂で荒れやすい頭皮も想定しているように思います。

水で流すものに含まれる美容訴求成分は、ほとんど吸収されないとは言われているんですけれど、このシャンプーは保湿剤の他に抗老化剤が入っているのが先鋭的です。シャンプーというより、化粧品の考え方に近いです。公式サイトなどでは他のシャンプー同様に消費者に好まれやすいワードの「植物性」などを謳っていますが、よく考えられた、かなり科学的な製品だと思います。(植物が悪いわけじゃないけど…)


こちらは実際に製品を購入し、使ってみました。

本当に、成分を見たままそのままの印象でした。

汚れは落としつつも、洗浄力は強すぎません。アミノ酸系界面活性剤が主体のシャンプーにありがちな、泡立ちが弱い、泡切れが悪いということもないので、どんなヘアスタイルの人でも扱いやすそうです。

あまりにも皮脂が多いうえ、整髪料を使っている人ではもしかすると洗浄力が足りないかもしれませんが、そうでない人には年齢・性別問わず非常にお勧めです。


あとはネックになりそうなのは、価格でしょうか。

今日日、360ml(標準使用で2か月分くらい)で2,268円のシャンプーを高いと思う人が多いのか安いと思う人が多いのか、ちょっと分かりませんが…数百円のシャンプーが存在している以上、安いと思う人はそう多くないかもしれません。

化粧品類は性能、効果(厳密には化粧品は効果を謳ってはいけない)と価格が必ずしも比例しません。
なぜならそこに、人件費や広告費などの経費が含まれているからです。

ただ、こちらのシャンプーは価格相応どころか、中に入っているものを見ると、お得感さえある良心的な価格設定だと思います。
ほんとうの意味でコストパフォーマンスに優れた逸品といってよいと思います。







詰め替え用があるのも嬉しい






<本日の所要時間90分>
公式さんにもamazonさんにも全成分表示がなく、手もとの製品を見て成分をひとつひとつ打ったせいで、えらい時間がかかりました。
慢性的な目の疲れに加え、老眼も怪しくなってきた年齢なのできつい…きついよ。










posted by せんたくびより at 21:43| Comment(0) | 市販のシャンプー考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする