2019年09月12日

<フェースパウダー> 資生堂 ホワイトニング フェースパウダー 2019




資生堂 ホワイトニング フェースパウダー 2019
10,800円
※2019年9月公式サイトでの価格
※画像(リンク先)はamazon取り扱いの2018ver.並行輸入品

ざっくり結論:
美肌づくりのためのスキンケアアイテムとして使うには、必然性がない
毎日のスキンケアやメイクアップを楽しむための製品



お客様からご質問のあった製品です。
大変人気の製品らしく、お客様もお友達から勧められて購入してみた、とのことでした。

メイクアップだけでなく、スキンケアにも使用できる、という珍しいパウダーです。




全成分「公式サイトより引用」

トラネキサム酸*,ユキノシタエキス,アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム,ミリスチン酸マグネシウム,濃グリセリン,マカデミアナッツ油,タルク,セリサイト,ポリアクリル酸アルキル,メチルポリシロキサン,ガラス末,Nε−ラウロイル−L−リジン,ステアロキシメチルポリシロキサン,ジカプリン酸ネオペンチルグリコール,ステアリン酸カルシウム,ステアリン酸マグネシウム,ナイロン末,ビスブチルジメチコンポリグリセリル−3,無水ケイ酸,セスキイソステアリン酸ソルビタン,架橋型シリコーン・網状型シリコーンブロック共重合体,クロルフェネシン,窒化ホウ素,塩化ジステアリルジメチルアンモニウム,合成ケイ酸ナトリウム・マグネシウム,精製水,クエン酸,リン酸二水素ナトリウム,1,3−ブチレングリコール,d−δ−トコフェロール,流動パラフィン,メチルハイドロジェンポリシロキサン,酸化アルミニウム,香料,合成金雲母,硫酸バリウム,雲母チタン,ベンガラ被覆雲母チタン,黄酸化鉄,ベンガラ  *は「有効成分」無表示は「その他の成分」

※商品の改良や表示方法の変更などにより、実際の成分と一部異なる場合があります。実際の成分は商品の表示をご覧ください。



「商品の改良や表示方法の変更などにより、実際の成分と一部異なる場合があります」とのことなので、実際の製品の成分とは違う可能性がありますが、大幅に(まったく)違うということは考えにくいので、おおよそこんな感じだろうという前提のもとにすすみます。


「有効成分」と「その他の成分」で分かれているので、医薬部外品です。


有効成分はトラネキサム酸。
美白成分の一種です。

美白成分はしみを消したり薄くする成分ではなく、しみを予防する成分ですが、成分によってアプローチ方法が違います。
トラネキサム酸はしみがある部分が慢性的に微細な炎症を起こしていることに着目し、その炎症を抑えることでメラノサイトの活性化を抑えよう、という成分です。

すごく新しい成分というわけではなく、美白剤のなかではわりとスタンダードな部類の方に入ると思います。

スキンケアに関わる美容訴求成分としては、

ユキノシタエキス
抗菌、消炎作用。近年、紫外線によって傷ついたDNAを修復する際に細胞の突然変異を防ぐ作用がわかった。

アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム
高い保水効果を持つヒアルロン酸をアセチル化したもの。ヒアルロン酸Naに比べ、皮膚へのなじみがよい。

濃グリセリン
吸湿性によって保湿するタイプの保湿剤

このあたり。

あとの成分は、パウダー状の製品にするための基材(色粉)だったり、それらを混ぜて定着させるためのものだったりです。

イメージとしては、
ベビーパウダーとおしろいの中間くらいの粉に、きらきらするラメを混ぜて、ちょっと美白成分と保湿成分を入れてこねて固めました!

てな感じです。

保湿成分は控えめですし、フェイスパウダーという性質上、タルクが主となっているので皮脂を吸着しますから、スキンケアアイテムとしては「美白化粧品」と考えてよいと思います。

美白成分と紫外線によるダメージを修復する際に関わる成分がありますが、一方で紫外線吸収剤は入っておらず、紫外線散乱剤は微量か含まれていないため、日中使用する場合は日焼け止めかUVカット効果を持つ下地を併用する必要があります。(公式サイトにもガッツリ書いてますね)



公式サイトによると下記7つの使い方が提案されています。

・朝、メイクの仕上げに
・夜のスキンケアの仕上げに
・美白ケア
・下地やBBに重ねて素肌感メイクに
・日中の化粧なおしに
・デコルテや首、手に
・香りでリラックス

このうち、スキンケアの観点からは、夜のスキンケアの仕上げに使うための購入はあまりお勧めしないです。

理由は、美白ケアをしたいのなら、美容液やクリームで複数の美白成分をなるべく高濃度で取り入れる方が効果的ですし、粉状でタルクが相当量入っていますから、皮脂はもちろん、夜のスキンケアに使った油分を吸着します。

皮脂量が落ちてきている人や、もともと少ない人、スキンケアアイテムで補充している油分が少ない人は、このパウダーを重ねることで肌の乾燥を助長する可能性があります。

特に、最近は油様感の強いアイテムは軒並み不人気で、化粧水とさらっとしたジェルのようなクリーム、または化粧水と美容液のみ、なんて方はすごく多いと思うのです。そうすると、恐らく、油分が取られすぎます。

皮脂でいつもギトギトになるという方は、夜寝る前につけると朝はわりとさらっとしていると思いますが、その目的に使うのならば別にこのパウダーでなくてよく、なんなら我らが大正義、ジョンソンのベビーパウダーでよいです。



そもそも、暑い季節、寝ているあいだに皮脂が出るのは当然のことです。
朝の洗顔はそれを落とすために行うわけですから、寝ているあいだにギトギトになっていても美容上は問題ありません。
快、不快の感覚的なものは別ですが……。

つまり、夜のスキンケアに使う必然性があるとは言い難いです。


ここまで書いていて、ものすごく的外れなナンセンスなことを言っているようで、自分でとても嫌になってきました。

この製品は、そういう無粋なことを言うために存在しているわけではないと思います。


キッラキラのケースに入っていて、

『フローラルアロマの香り』(公式サイトより)で、

なんかいろいろ使えるぞ!


楽しい、かわいい、わくわくする――

それで良いと思います。


そもそも化粧品は定義上は「効果をうたってはいけないもの」です。

医薬部外品はある成分が規定量入っていると、決められた効果を謳えるものです。




化粧品の方向性はものによって全然違います。

化粧品の枠組み内にありながら、皮膚科学に基づいたスキンケア効果を狙っているものもありますが、そうでない、娯楽品に近いものもたくさんあります。そして、それで良いのです。

消費者側がそれを理解して、自分がスキンケアに求めている目的に合った製品を的確に選ぶことの方がはるかに大事です。




***

ちょっといろいろありまして、ずいぶん間が空いちゃいました。
山場は越えた(現実的にではなく精神的に解脱した)のですが、まだ渦中ではあります。
珍しい……というか貴重な体験をして、それが女性の美容や健康管理にも関わることだったので、いつかもうちょっと落ち着いたら個人ブログ にまとめたいと思っています。

いろいろ、滞っているのですが、こっちも月2回くらいはせめて更新したいなぁ、と。

模索中です。

posted by せんたくびより at 20:00| Comment(0) | 市販の基礎化粧品考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月19日

女性はウォーキングよりも筋トレ



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フリー写真素材ぱくたそ


美容系の記事は書けていないのですが、本家ブログの方で健康・運動系の記事を書いていました。

ざっくり言うとこんな内容です。

・新生物(がんなどの悪性新生物や良性新生物)に比べ、筋骨格系及び結合組織の疾患の数は2.5倍も多い
・女性に関していえば、医療費全体で第三位に位置するくらい多い
・運動は日本人が最もかかりやすい循環器系の疾患や、数が多い筋骨格系及び結合組織の疾患の予防に役立つ
・運動不足の人が急にランニングをはじめるのはけっこう危ない
・筋トレから。女性は家でできる筋トレから!


厚生労働省の統計や、安全かつ効果的にトレーニング(運動)を行うための3つの原理と6つの原則などを引用し、うちのパーソナルトレーナー監修のもと、書きました。(ただ使われただけともいう……)

けっこう詳しく書いているし、役立つ情報もあるかと思うのでぜひ覗いてみてください。

美容と健康は隣接領域か、健康という大きな枠組みのなかに美容という枠はあるかと思うので。


↓↓↓↓ ココカラ ↓↓↓↓
ふつうの女性こそ、筋トレを行うべき理由
http://blog.sentakubiyori.info/?eid=1328966


***

来週あたりは美容系の記事をなにか書ければ、と思っています。

先日珍しくテレビを眺めていたら、〇〇〇AのスクワランオイルのCMを見たので、スキンケアの仕上げは、クリーム、乳液、オイルのどれがいいか、とかそんな内容を書きたいなぁ……などと思っています。

一時よりは落ち着いたけれど、オイルの問い合わせって昔、めちゃくちゃあったんですよね。

***
このブログを書いている人は、自営業者です。
札幌市豊平区で9年営業しています。
エステや化粧品カウンセリングの他に、個人トレーニング指導なんかもあるよ〜

【せんたくびより】
https://sentakubiyori.info/

開業当初は運動系のメニューって、全くと言ってよいほど需要がなかったんですけれど、ここ数年は運動指導と整体を組み合わせた利用がもっとも多いです。

うちの整体&トレーニング担当者は、昔から「健康維持のために運動は欠かせない。整体はその手助け」って言いきっていたんですよね。もともと、スポーツクラブに勤めていた人なんですけれど、そもそも運動だけでは健康維持は無理だと悟って、整体の勉強をはじめたという経緯があります。

ようやく時代にマッチしてきたし、健康観が発達しているのを感じて嬉しくなるそうです。

最初の頃はあんまりにもニーズがなくて、しょんぼりだったよね(遠い目)

ラベル:健康
posted by せんたくびより at 20:01| Comment(0) | 健康のマメ知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月04日

<シャンプー>Reveur0(レヴール ゼロ) モイスト シリコーンフリー シャンプー

Reveur0(レヴール ゼロ) モイスト シリコーンフリー シャンプー (460mL)
Reveur0(レヴール ゼロ) モイスト シリコーンフリー シャンプー (460mL)

972円
※2018年10月amazonでの価格

入っているものはそんなにおかしくない。なのに、なぜ評判が芳しくないのか…

全成分:
水、ココイルグルタミン酸TEA、イソペンチルジオール、コカミドプロピルベタイン、コカミドメチルMEA、(カプリリル/カプリル)グルコシド、ココイルメチルタウリンNa、テトラオレイン酸ソルベス-40、ラウリルヒドロキシスルタイン、ラウリン酸PG、ヤシ油脂酸PEG-7グリセリル、ポリクオタニウム-10、塩化Na、コカミドDEA、ポリクオタニウム-50、ジオレイン酸PEG-120、メチルグルコース、クエン酸、EDTA-2Na、BG、サッカロミセス/コメ発酵液、カラメル、クエン酸Na、エタノール、ハチミツ、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、ビフィズス菌培養溶解質、クインシードエキス、フラガリアチロエンシス果汁、乳酸桿菌/ダイコン根発酵液、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、DPG、レシチン、フラーレン、ローヤルゼリー、PVP、イヌラクリスモイデエキス、セルロースガム、ポリビニルアルコール、硫酸AI、キサンタンガム、香料、フェノキシエタノール、メチルパラベン


ノンシリコンシャンプーの革命児(大げさ?)とも言ってよかった、「レヴール モイスト&グロス シャンプー」のリニューアル製品です。

自分のブログを確認しましたところ、「レヴール モイスト&グロス シャンプー」の記事は2012年1月UP、市販のノンシリコンシャンプーレポの記念すべき第一弾でした。当時はノンシリコンシャンプー自体が出始めで、2千円前後の製品が圧倒的多数であった中、500ml 千円弱という価格はまさに革命的だったのです。入っているものも、本当に良くて(当時は)、多くのお客様にお勧めした製品でした。

さて、6年の時を経て、リニューアル後の製品はどうでしょうか。


界面活性剤(洗浄剤)のTOP表示はココイルグルタミン酸TEA。アミノ酸系洗浄剤です。その他にコカミドプロピルベタイン、コカミドメチルMEA、ココイルメチルタウリンNa、など御馴染みの洗浄剤、助剤が入っています。ヤシ油系主体ですね。昔のブログは全成分を記載していなかったので、比べようがないんですけれど、洗浄剤そのものは低刺激性のものが多く、わりと良質な印象です。

目を引くのは、3番手表示の「イソペンチルジオール」でしょうか。多価アルコールの一種、溶剤であり、保湿作用があり、抗菌力もありますす。この位置にあるのはシャンプーではあんまり見ないような……

皮膜形成剤のポリクオタニウム-10、保湿剤のポリクオタニウム-50が入り、

美容訴求成分としてBG、サッカロミセス/コメ発酵液、カラメル、クエン酸Na、ハチミツ、ビフィズス菌培養溶解質、クインシードエキス、フラガリアチロエンシス果汁、乳酸桿菌/ダイコン根発酵液、DPG、レシチン、フラーレン、ローヤルゼリーなどが見られます。

注目したいのは、その表示位置でしょうかね。

それら多くの美容訴求成分が、ph調節剤、キレート剤(クエン酸、EDTA-2Na)の後ろの表示なんですよね。ph調節剤とかキレート剤というのは、製品をつくるうえに必要な添加物的なもので、多くは防腐剤手前くらいの表示。もともとそんなに量が入っているものじゃないんですよね。

となると、イソペンチルジオール以外の美容訴求成分はたぶん、ほんのちょっとしか入っていないんじゃないだろうか……。

イソペンチルジオールが多価アルコールの一種ということなので、PGやヘキサンジオール様の保湿作用だとすると、少し心もとないような気がしないでもありません。「モイスト」という名を冠していますが、かなりすっきり洗いあげるのではないかと予想。

コンディショナー(トリートメント)は基本的に毛幹部に作用するものなので、管轄外なのですが、その兼ね合いによってはけっこうさっぱりした仕上がりになってしまうのかも。以前のレヴール(紫)が、この価格にしてはわりとしっとりした洗いあがりだったように記憶しているので、少し印象が違うのかもしれませんね。

頭皮を清浄にする、清潔にたもつ、という意味では全く問題のない、むしろ優れたシャンプーだと思うんですけれど、毛幹部へのしっとり感や手触りのよさ、艶などを期待すると、肩透かしにあったような感じになるのかもしれません。そのせいか、実際にお使いの方の感想もネット評判も芳しくないように思います。



実物を手に取ってみたいと思っているんですけれど、あいにくこちらの製品はサンプルを出していないようでした。

機会があれば、実物を購入したいと思いますが、アラフォーの劣化が始まっている髪質にはちと厳しいように見えるのですよね。購入してすぐ捨ててしまうのは、良心が痛むし……。MOTTAINAI。


あくまでも全て成分を見ただけの印象なんですけれど、洗浄剤自体はけっして質が悪いわけではないけれど、保湿成分などの美容訴求成分が、ちょっと心もとない印象ですね。ノンシリコンのパイオニア的存在だっただけに、少し残念な感じは否めません。普通のノンシリコンシャンプーだったら、別にそんなこともないんですけれどね。逆に言えば、それだけノンシリコンシャンプーの市場が成熟したとも言えるのかも。

なんにせよ、時代の移り変わりを感じさせる製品です。



<本日の所要時間50分>

改めて、たった6年のあいだにこんなにもシャンプー市場が変わったことに驚きました。

や――たった6年って書いたけど、小学校1年生が6年生になるだけの年月なのか……。
児童期から青年期への移り変わりと考えたら、決して短い年月ではないですね。









posted by せんたくびより at 23:15| Comment(0) | 市販のシャンプー考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする