2020年08月21日

突然ですが、引っ越します

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ブログをお引越しします。


【新URL】

皮膚科学の視点からスキンケアとスキンケアアイテムを考える
エステティシャンの備忘録

http://skin-care.sentakubiyori.info/


seesaaさん、使いやすいのですが広告がバンバン出てしまって見づらいのが前々から気になっていまして……

独自ドメインにしても広告を消せないようなので、思い切って自分のサーバーに移管しました。

wordpressのことがよく分かっておらず、かなりの見切り発車なので見づらかったり、いろいろあるかもしれません。

もうすべてを自分の手でやるのは無理なので、おいおい詳しい方に任せたいとは思っていますが、とりあいず見切り発車でスタートします。

新記事1個UPしてあるので、のぞきにきてください。
【関連する記事】
posted by せんたくびより at 16:41| Comment(0) | どうでもいい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月18日

<ハンドクリーム>PAX NATURON(パックスナチュロン) パックスナチュロン ハンドクリーム 70g


日々、刻々と状況が変わりますね。

私の住まう北海道札幌市では、

・2月29日〜3月19日まで道独自の緊急事態宣言
・10日強ほど小康状態がつづくが、4月初旬ほどから少しずつ再び感染者が増えはじめる
・4月13日 北海道・札幌市緊急共同宣言により、札幌市の小中高がふたたび休校
・4月16日 国による緊急事態宣言が全国に拡大

という変遷をたどっております。

二桁台の新たな患者さんが確認されていて、内感染経路が不明な方は半数ほどですが、次は休業要請がいつ出るかな……というかんじです。

店がありますので、さすがに対応に追われてドタバタしてしまって、なかなかこっちまでこられませんでした。



もはや、状況的にも心境的にも手荒れがどうとか言ってられない、という方も少なくないと思いますが──

私は日常の些末ごとを掘り下げるという豊かな社会でしかできないことをさせていただいており、結局それしかできないし、できることをやるしかないのでいつもどおり呑気にハンドクリームなんぞのことを真剣に考えたいと思います。


医療や食料品、交通など社会機能を支えてくださっている方々には、心からの敬意を感謝を表します!




製品の詳細を見ていく前に、こちら↓を読んでもらった方が、深まると思います。

前提が違ってしまうと、話が変わってきてしまうのでね。



▼ 本気で手荒れを治す、防ぐにはどうしたらよいの?〜皮膚科学の観点から〜
http://sentakubiyori06s.seesaa.net/article/473828073.html

▼肌荒れが起きる仕組みをわかりやすく
http://sentakubiyori06s.seesaa.net/article/474003214.html

▼化粧品より医薬部外品の方が良いのか?
http://sentakubiyori06s.seesaa.net/article/450526825.html






【PAX NATURON(パックスナチュロン) パックスナチュロン ハンドクリーム 単品 70g
880円(2020年4月amazonでの価格)



全成分:
水,グリセリン,カリ石ケン素地,ホホバ種子油,スクワラン,ハイブリットヒマワリ油,キダチアロエエキス-2,トコフェロール,ヒノキチオール,エタノール






ざっくり結論:
油脂類中心の古典的なハンドクリーム
このくらいで手荒れや乾燥が改善するならば、それは深刻な手荒れではない



こちらも 【指定医薬部外品】ユースキンA と同じでネットでは人気ありますよね。
値段が手ごろだし、やさしそうなイメージがやはり好まれているのかもしれません。


成分見ていきましょう。


保水するような成分は、昔からあり、安価で働きの穏やかなグリセリンのみ。
恐らく安価なスキンケア化粧品で、入っていないケースはないのではないかと思うくらいの成分です。

吸湿性によって保湿するため、他のアプローチの保湿成分に比べると働きが穏やかというか、悪く言えば弱いです。

水でも流れやすいですね。


ホホバ種子油,スクワラン,ハイブリットヒマワリ油は表面をおおい、柔らかな感触を与えます。

ホホバ油は植物油のなかでは酸化しにくいため、良質なオイルに分類されがちですが、保湿力が高いとかそういうことではありません。

スクワランも酸化しにくく、皮脂となじみもよいため高級かつ良質なオイルのひとつですが、これも保湿にはあまり関係ないです。

肌のうるおいを守っているのは、大半が角質細胞間脂質と天然保湿因子で、皮脂(油)はわずか2,3パーセントでしかありませんのでね。



参考:
本気で手荒れを予防したいなら、まずは肌の構造を知る
http://sentakubiyori06s.seesaa.net/article/473828073.html#title2



植物油でも、動物由来油でも、鉱物油でも種類によらずスキンケアの観点からは皮脂の代替……または補助成分です。


アロエエキスは保湿成分ですが、植物エキスなのではたらきは穏やか、

ヒノキチオールは養毛剤として使われることもありますが、表示順からいってこの場合は防腐目的だと思います。

製品の酸化防止剤であるトコフェロール(ビタミンE)とエタノールに挟まれていますので。


歯に衣着せぬ言い方をすれば、科学的な観点では取り立てて優れている点はなく、このくらいの保湿力のハンドクリームを塗ることで改善、維持できる場合は、手荒れの程度としてはかなり軽いものだと思います。

効果や効能で選ぶというよりは、自然派スキンケアの実践という点で、商品の思想を楽しむタイプの化粧品だと思います。




***

なんとなく★評価まとめをつけてみる
満点は5で

系統 商品やブランドの思想を楽しむ娯楽化粧品タイプ
成分 ★
性能 ★※
コストパフォーマンス ★※

※この製品は試用しておらず、性能とコストパパフォーマンスは成分を見た印象にすぎません



あくまでも個人の考え方、意見です。
なにを信じ、なにを選ぶかは自由です。
ご使用の際はご自身の美容観や健康観に沿った判断でどうぞ。












posted by せんたくびより at 00:00| Comment(0) | 市販の基礎化粧品考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月21日

<保湿クリーム/ハンドクリーム> ユースキンA (医薬部外品)

新型コロナウイルスの影響拡大にともない、頻繁な手洗いとアルコール消毒によって手荒れがヤバイことになっている人が多いと思われるため、ここから数回に渡ってハンドクリーム(場合によって保湿クリーム)を取り上げていきます。


事前にこちら↓を読んでもらった方が、深まると思います。


▼ 本気で手荒れを治す、防ぐにはどうしたらよいの?〜皮膚科学の観点から〜
http://sentakubiyori06s.seesaa.net/article/473828073.html

▼肌荒れが起きる仕組みをわかりやすく
http://sentakubiyori06s.seesaa.net/article/474003214.html

▼化粧品より医薬部外品の方が良いのか?
http://sentakubiyori06s.seesaa.net/article/450526825.html






【指定医薬部外品】ユースキンA 70g
517円(2020年3月amazonでの価格)



有効成分:
ビタミンE酢酸エステル
グリチルレチン酸
dl-カンフル
グリセリン

添加物として(その他の成分):
ビタミンB2
ポリソルベート80
自己乳化型ステアリン酸グリセリン
ステアリン酸
ハードファット
トリエタノールアミン
エデト酸Na
ミリスチン酸イソプロピル
パラベン
ステアリルアルコール
ヒアルロン酸Na
ビタミンC







ざっくり結論:
分かりやすく医薬部外品のクリーム。基本。原点。
自転車操業型、その場しのぎタイプのスキンケアアイテムで、肌そのもの、土台を回復・改善させることはしない



ネットでは人気ありますよね。
手頃な値段で効きそう! というところがポイントかもしれません。


成分見ていきましょう。

医薬部外品なので有効成分とその他の成分に分かれています。


参考:
化粧品より医薬部外品の方が良いのか?
http://sentakubiyori06s.seesaa.net/article/450526825.html



有効成分:
ビタミンE酢酸エステル
グリチルレチン酸
dl-カンフル
グリセリン

ビタミンE酢酸エステル、グリチルレチン酸、dl-カンフルは血行改善、促進、消炎作用、抗アレルギー作用(グリチルリチン酸のみ)を持つ成分です。いずれも医薬品に使われることもあります。医薬部外品に使われている場合は濃度が落ちます。

珍しい成分ということは全くなく、医薬部外品にとっても化粧品にとっても非常にポピュラーでスタンダードな成分です。

炎症を抑えながら血行を促進することによって新陳代謝を促し、しもやけやあかぎれを改善しよう、という方向性かと思います。

手洗いやアルコールによってバリア機能が低下し、乾燥がすすんで炎症が起こしている肌への対策というよりは、しもやけ・あかぎれの方がしっくりくるイメージです。


その他の成分:
ビタミンB2
ポリソルベート80
自己乳化型ステアリン酸グリセリン
ステアリン酸
ハードファット
トリエタノールアミン
エデト酸Na
ミリスチン酸イソプロピル
パラベン
ステアリルアルコール
ヒアルロン酸Na
ビタミンC

ビタミンBは不足すると口角炎や口唇炎の一因になるといわれておりますが、これは経口摂取の話。

化粧品の成分としては、脂漏性皮膚炎……一般的には、皮脂や油脂過剰による皮膚の炎症へのケアとして使われます。ちょっとそぐわない感じしますが、なんで入っているんだろうか。

それ以外は界面活性剤と基材と、添加物です。

基材というのは美容訴求成分を混ぜるための土台になるもので、化粧水ならば水、クリームならばなんらかの油性原料、皮膚薬ならば白色ワセリンなどがそうです。

界面活性剤は水と油などさまざまな性質の成分を混ぜることができるので、乳化剤としても使われます。

添加物はph調節剤や、防腐剤などですね。


肌のうるおいを守る、与えるための成分はグリセリンとヒアルロン酸Naのみ。

どちらも古典的かつ特別な成分ではありません。

グリセリンは吸湿性によって水分を取り込む(蓄える)成分ですから、保湿剤のなかでははたらきが穏やかですし、ヒアルロン酸Naは防腐剤の後方表示のためほとんど入っていないと考えてよさそう。

手指や顔、からだの角質層の低下している水分量を復活させるはたらきはほとんどありません。


乾燥やしもやけ、あかぎれなどの炎症を、抗炎症によって水際で食い止め、自己の新陳代謝を活発にすることによってなんとかしのいでいこう、というタイプの考え方の製品です。

手洗い、アルコール消毒による手荒れという観点では、起きていく乾燥や炎症は決して軽いものではないのでギリギリのところで食い止められるかどうか、微妙なところ。20代はいけそうな気がしますが、以降は自身の肌の水分量がかなり落ちているのでけっこう難しいように思います。

このタイプの製品をうまく活用したいなら、とにかく使いつづけること、です。

肌の土台や素地を養っていくタイプの化粧品ではなく、ギリギリのところで異変を防いでいく水際作戦タイプの製品なので、使い続けなければその恩恵にあずかれません。使い続けていても炎症がひどくなるようなら、潔く医薬品にクラスアップした方がよいです。結局、医薬部外品が医薬品を勝ることはないのでね。


個人的には、肌そのものに水分の貯金を増やした方が余力が生まれ、少しくらいケアをサボっても肌荒れが起きなくなるし、きめが細かくなることによって見栄えもよくなるのでそちらのケアの方が合理的なように考えていますが、スキンケアの考え方は人それぞれです。

水際作戦を採用したい方は、このタイプの化粧品がよいでしょう。


もうひとつこのタイプのメリットをあげるとすれば、コストが安いこと!

肌そのものの水分量をUPし、バリア機能を回復させるような化粧品に含まれる成分はいずれもちょっと高価です。そのため、製品価格も割高になります。


現在、今後のために、あらためてかなりの数のハンドクリームの成分を見直していますが、今のところの感触だと、千円以下は「ない」と考えてもよさそうな感じです。

医薬部外品を含め、化粧品はさまざまな考え方によってつくられていますので、それぞれの特徴を押えたうえで上手に選び、活用するのが賢いと思います。


***

なんとなく★評価まとめをつけてみる
満点は5で

系統 抗炎症タイプ 保湿力はほとんどない
成分 ★★
性能 ★★※
コストパフォーマンス ★★※

※この製品は試用しておらず、性能とコストパパフォーマンスは成分を見た印象にすぎません



あくまでも私個人の考え方、意見です。
なにを信じ、なにを選ぶかは自由です。
ご使用の際はご自身の美容観や健康観に沿った判断でどうぞ。












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